Twitter 補足

最近Twitter適当にやりすぎてて同じツイートのリフレイン(元々そういう気質はあったが)ばかりになっているので補足。

最近ぼちぼちゲームやってるんですけど,気になったゲーム即買ってプレイして熱冷めないようにすると積みにくいことに最近気がつきました。
問題はこれまでの積みゲーが一向に消化されないことですが・・・。
ともかく,そうやってクリアしたゲームもそこそこあるんですが、
Twitterで「クリアしました。よかったです。」しか言ってないのがあまりにも不誠実。
もうちょっとちゃんとしたこと書こうねといったところです。

21/8/28 アンリアルライフ

ストーリー、音楽、演出すべてよかった。
ピクセルアートもキャラクターは魅力的に,画面は寒色を基調に幻想的な風景が続く。
余談だが,精神的にかなり参っていた時期,毎日のように深夜に散歩をしていたことを思い出した。
月並みな表現だが,世界に誰もがいなくなったような,そんなあの時間に安らぎを感じていた。
夏ならアイス,冬ならホットの缶コーヒーを片手に公園でぼーっとするだけ・・・。
いいですね・・・。
閑話休題,ともかくそういったポストアポカリプスチックな(厳密には異なるであろう)世界観が好きな人にはおすすめしたい。
全実績解除含めたクリア時間は13時間ちょっと。
放置時間があったかはおぼえてないが,途中かなり嵌ったところもありまあ10時間もあれば全ルートは見られるはず。
実績全解除はググらないとかなり厳しい。

以下,がっつりネタバレ

基本的にキャラがみんな優しいのが沁みる。裏があるとか変な邪推をしてしまい申し訳ありませんでした。(一部あながち間違いでもないが・・・)
先述の通り寒色が基調のところ,物語の核心に迫るにつれ,グリッチ表現(緑,ピンク等)や画面における赤色の比率が増えたりと「色」も恐怖やトラウマ,異物感を示す演出となっており気持ち悪くてよい。
また,ED分岐の一つである先生との邂逅シーン,あそこの矢印は熱かった。
まあ分岐だろうなと思って最初は落ちたんだけど。
ちなみに嵌ったのは#6の学校パートです・・・。そんな難しいもんでもないはずなのにめちゃくちゃに詰まってしまった。
あと隠し実績のロッカー,まさか確率だとは思わねえよ・・・。そら1回試してだめなら違うのかあってなっちゃうだろ。
専用のテクストが用意されてる時点で気づくべきだったか?メタ思考すぎる。
ロッカーの中も,EDみてかなり感動したあとに見たから「はあ?」ってなっちゃった。
最後の最後に後味悪くする陰謀SFメタフィクション,最高です。
この内容なら確率で隠すのも頷ける。

22/3/10 Inscryption

最近流行りのイナゴローグライトデッキビルディングかとおもいきや,謎解き要素もあり,単純にゲームとしての出来がいい。このフォーマットを作ったStSは偉大。
序盤だけでかなり遊べてしまうので,ボリュームが多すぎる。実際嬉しい悲鳴ではあるのだが,「まだあんのかよ・・・。」とプレイ中に思ってしまった。
クリアまでのプレイ時間は11時間・・・嘘だろ!?すげえ濃密で50時間くらいは遊んだ気がするが・・・まあそんなもんらしい。
実績解除はめんどくさいのでしてない。運が絡むとどうしてもね・・・。
この手のゲームはデッキ圧縮したり,サーチとハイバリューで圧倒するのが楽しいので,そういうとこに楽しさを見いだせる人にはおすすめ。
苦手だけどどうしてもクリアできないときは強いカードくらいはカンニングしてもいいんじゃないかな。
まあ,強いカードは書いてあることが強いのでみたらわかるとは思うが・・・。
ゲームオーバーになってもリスタート時に周回特典があるので,そこらも親切設計。

以下,がっつりネタバレ

劇中劇もとい,ゲーム内ゲーム,こちらは入れ子構造のメタフィクションですね。最高でした。
PC本体のファイルを参照してきたり,ゲームデータ削除の表現であったりこちらも演出が優れていた。
というかグリッチとかメタとかそういうのが好きすぎるだけでは?
・・・。
なんとなく傾向が掴めてきましたね。じゃあ次行きましょう。

22/5/16 There is no game

非ゲームをやるゲーム・・・。なので,非ゲームです。これはゲームではない。
ゲームってなんだ?ゲシュタルト崩壊してきた。
実際はそんな難しくもないポイント&クリックアドベンチャー
実績解除込みでプレイ時間は6.2時間。サクッとやってサクッと終わるのがいいね。

以下,がっつりネタバレ

「非ゲーム」と言い張るゲームキャラクターとともにゲーム内ゲームに干渉したり,現実に関与するメタ要素・・・。
 > というかグリッチとかメタとかそういうのが好きすぎるだけでは?
 > ・・・。
 > なんとなく傾向が掴めてきましたね。じゃあ次行きましょう。
お前・・・やったな・・・?
というのはさておき,まあこれはすぐメタいってわかるゲームなので,先の文章でネタバレしてたんですね~。
メタ推理に対するメタを披露したところで,次は・・・どうでしょうね?

22/5/16 Coromon

まあ大体ポケモンです。
ゲームシステムに関して,よくあるポケセン縛りだとか,人生縛りだったりが標準搭載されており設定できるのは良い。
ついでに相手のモンスターが捕まえられたり,御三家ランダム化だったり,いうなれば公式チートモードもある。楽しいね。
この情報化社会において事前情報なしのどれがどう進化するんだろうといったワクワク感・・・。
間違いなく"あの頃"のポケモン追体験ができた。
ちなみに個体値要素と色違い要素もあって,オンライン対戦もできる。
クリア時のプレイ時間は55時間。これまでと比べ長く見えるが,半日以上放置してたし人生縛りでプレイしていたので・・・。
普通にクリアするだけなら20時間もかからないんじゃないかな。
翻訳はちょっと怪しい。

以下,がっつりネタバレ

ぶっちゃけストーリーあんまり覚えてないな~。
わりい奴らがいて,それを咎めるっていうまあ本家でもよくあるような流れだった気がする。
気づいたときには惑星とかそういう規模の話になってて驚いたし,そこで終わるんだ!?ってEDでなんだかなあ。
途中期間空いたし翻訳怪しいしでざっくり流し読みした程度だけど。
あとジムがわりのダンジョンがなげえ。そしてボスつええ。
とにもかくにも,先述の郷愁とか懐古で楽しむ分にはいいゲームだった。
メタ要素はないですね。

時間経ちすぎてたり,ネタバレに配慮すると書きづらいですね,いいのでぜひ買って,やってくださいとしか言えないな。

毒中毒

アドカレ遅刻組です。主催,参加者,読者の皆々様方,申し訳ありませんでした。

 

 

いやあ,しないとだめですね,言語化。学生時代はそれなりにレポートやらなんやらでなんだかんだアウトプットできてたんですが,最近はもう全くできておりません。なんならインプットもしてません。本当に困った。文章が書けない。書きたいこともない。

その結果がこの大遅刻。よくないね。

とはいえ当初は書くテーマ自体は大雑把に決まってはいたんですよ。でもどうしても筆が進まずダラダラと先延ばしにしてしまいました。

書けない間は感覚を思い出すために自分の過去の記事を読み返してたんですけど,当時からずっとオチに全く納得がいかないんですよね。話の流れで取って付けたようなものに妥協したことを後悔してます。

なんにせよ,今回こそは!と息巻いていたのですが,落とし所がわからなかったり,どう転んでもくだらない結末しか書けそうになかったりとそれなりに苦しんでました。

 

結局テーマごと変えて再構築することにしたので,この辺も時間がかかった一因です。見切り発車でクオリティ度外視ですけど,許してください。

元のテーマとしては,クリスマス前に世界に対する呪詛でも書き連ねようと思ってたのですが,遅刻した上にこんな毒にも薬にもならない文章を書く羽目になりました。 悲しいですね。

 

 

というか,毒を持った文章が書けないんですよ一大事です。いや本当に。

 

 

私は自他共に認める根暗人間なので,書きたいと思うテーマがそも暗いしそれなりに毒を仕込んでいる*1んですけど,つまり文章書けないってことじゃないですか。

こんなことがあっていいのか~~~????年末だぞ~~~??????と思いました。苦しい。(今はすでに年始も終わっちゃいましたが)

書けなくなった理由として,直近の将来に対する不安がなくなったことですかね。この時勢に言えたことではありませんけど,ミクロな視点ではしばらくは食っていけるはずなので・・・。

現状の不満が原動力になる典型だったっぽい。

 

まともな社会性を身に着けて,将来と収入が安定すればするほど毒も牙も抜けていきます。

世界に対する憎悪とアウトロー気質はほどほどに持ち続けていきたいですね。

 

以上,短いですがこの辺りで・・・。

※ここでの中毒はaddictionとかjunkeeです。poisoningではありません。日本語って難しいですね。

*1:それはもう明確な殺意を持ってます。見た人間を最悪の気分にさせてやるぞ!という意気込みで書いているので。

きっと何者にもなれない

はい,タイトルの通りです。おれはきっと何者にもなれません。

ピンドラでもありましたね、「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」ってやつ。

お察しの通りタイトルはそこからの引用です。

最近意外とこういう話題が多いんですよ,ネオデジタルネイティヴ世代が社会に出始めたからですかね。

まず前提として「何者かになる」とはどういうことか,おれは「(歴史に名を残せるような)アイデンティティの確立した人間になる」ってことだと認識しています。端的に言えば "何かを成して名を残せるか"ってことですね,なのでその体で話を進めていきます。

  

前文でも少し触れましたが,なんでネオデジタルネイティヴ世代が"何者か"を話題にするのかについて,そもそもネオデジタルネイティヴ世代って'96年以降に生まれた人たちのことを指すんですよ。('86年以降だという言説もあるのですがここでは'96年以降の世代ということにします)

で,'96年以降の世代って最初に持った携帯電話端末がスマホだったりする人が多そうじゃないですか。そのまま中高生でSNSなんかに手を出しちゃったりして。

そうなったらもう世界は生き地獄ですよ。

Twitterなんか特に顕著ですけど,インターネットを見てると同年代の"何者か"が嫌でも目に入るようになるんです。デジタルネイティヴ以前(~'76)の世代が町内なんかの狭いコミュニティ内,それこそ井戸の中で踏ん反り返っていられたのに対し,ネオデジタルネイティヴ世代の生きるインターネットは大海で,でけえ魚がうじゃうじゃ泳いでるのに自分はオタマジャクシのまま。海水に適応したはいいけどこんな広大な海では生きていけそうもありません。日々自己肯定感の低下と無力感に苛まれながら暮らしています。おれは一刻も早くTwitterがサービス終了してほしい。

閑話休題,インターネットのおかげで情報を得やすくなった世の中ですが,前述の通り触れれば触れるほど無力感は増します。少なくともおれはそう。

適当に生きてきた(これに関してはおれが全面的に悪い)からインターネットの集合知の一片も役に立てない。得意分野があったとしても,自分より詳しい専門的な人間がいるからわざわざ自分が口出すほどでもねえなって傍観者になりがちなんですよね。自己をなくすというかメタ的な視点で俯瞰するというか。

学生のうちはまだいいんですよ,なんだかんだ未来があるし,同年代の"何者か"は一握りの天才だけだーとかまあなんだかんだ少し上の世代だしーとか自分に言い聞かせられるので。でもそういった学生時代を送り続けると,就職が近づくにつれ「あれ?おれ結局このまま何者にもなれなくね?」と思い始めるわけですね。完全に今のおれです。就職決まったらその会社で骨を埋めろみたいな,転職にはまだまだネガティブなイメージが根付いてると思います。ここのところ転職率もほぼ横並びらしいですし。そうなると"何者か"になれる機会なんてそうそうないと思うんですよね。

20代なら年齢的に言えば若いしまだまだでしょ~なんて突っ込まれそうですが,仮に秀でたことがあってもそれで食っていける保証もないし,そもそも別に生活をすべて注ぎ込んでまでしてやりたいこともないんです。"何者か"という存在になりたいだけ。もっと言えば,手っ取り早く名声が欲しいだけ。まるで承認欲求モンスターですね。余談ですがそういう人間はまず才能を探そうと色々始めるらしいですよ,心当たりありますか?おれはあります。

とどのつまりインターネットという大海にはおれと同じような有象無象のオタマジャクシが"何者か"の何倍も存在するんです。だからここ数年になってネオデジタルネイティヴ世代が「何者かになりたい」と焦り始めたと解釈してます。

そこで,何者かになった側の人間が,何者かになんてならなくていいんだよ~なんてご高説を宣ってるみたいです。ちょっと調べたんですがその手の記事ばかり出て辟易しました。まあ"何者か"になることに固執して,見栄や虚勢を張って文字通り"自分ではない何者か"に取り憑かれるのは本末転倒だと思うので一理はあるんですが,絶対おまえらが言うことじゃないだろって。

そんな"何者か"になりたい一方で,おれは何者にもなりたくないとも思います。本当に何いってんだこいつって感じですが,出る杭は打たれるとか言うじゃないですか。このインターネット時代に匿名の悪意にさらされる危険を冒したくないし,なんだかんだいってそういう悪意を振りかざせる側(実際に振りかざすかは別として)のほうが居心地がいいんですよ。孤独に己自身の才能や有象無象の匿名の悪意と闘うよりも,長いインターネットの集合知に巻かれてメタ視点の万能感に浸る方が圧倒的に容易に快楽を得られるんです。ついでにいうとオタマジャクシからコバンザメかスイミーにランクアップできます,やったな。

ともかく,"何者か"になるということはそれだけで想像もできないほどのエネルギーが必要になるし,なれたとしてもそこからが大変なのは目に見えてます。おれにはそれをやり遂げる自信がない。それだけのことですね。

 

まとめるとおれは楽して生きたい承認欲求モンスターってことになりました。

そら何者にもなれんわ。